アニメアール
有限会社アニメアールは、日本のアニメ作画・仕上げスタジオ。アニメーターの谷口守泰が主宰。
概要・社歴[編集]
1970年代末、アニメーターの谷口と村中博美が大阪に設立した作画スタジオがアニメアール(以後、『アール』と表記)である。谷口の第1スタジオと村中の第2スタジオから成っていた。当初は、谷口と徳永尚和が講師を務めていた大阪デザイナー専門学校の卒業生を現場参加させてスタート。1980年代、アニメスタジオの大半が東京を拠点に活動している中、西日本で殆ど唯一アニメーション制作に関わっており、アニメ雑誌で人気の高いサンライズ作品の作画を多く担当したことから、当時のアニメ雑誌でも注目を浴びたスタジオである。ここでアニメのノウハウを学び、現在第一線で活躍中のアニメーターも多い。2004年頃に仕上げスタッフを立ち上げ、他社からの作画作業を請け負うだけではなく仕上げ作業も請け負うようになった。
設立間もない頃のTVアニメ『伝説巨神イデオン』(1980年)では新人の育成の感が否めず苦戦を強いられるが、その中で以後に毛利和昭、貴志夫美子、河村佳江などが成長。特に毛利は、当時の若手アニメーターに多くいた金田伊功フォロワーの中でも、抜きん出たアクション派として頭角を現す。続く『太陽の牙ダグラム』(1981年 - 1983年)でのアールの作画は、一転、毛利の素晴らしいメカアクションと谷口のリアル且つスタイリッシュな人物描写で突出する。これに心酔し、アールの門を叩くのが、後にアニメ映画『人狼 JIN-ROH』(2000年)を監督する沖浦啓之、ボンズ設立に携わる逢坂浩司らである。劇場版『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』(1983年)の新作シーンを担当した後、その流れで高橋良輔監督の日本サンライズ(後のサンライズ)製作のリアルロボット物第2弾『装甲騎兵ボトムズ』(1983年 - 1984年) に参加。各話作画監督を担当した谷口の描く、クールさを前面に押し出す意図的なデザイン変更が施された同作の主人公は「谷口キリコ」と呼ばれ、谷口をはじめアール自体が一躍注目を受けるようになる。やがてアールには、当時新鋭の吉田徹、糸島雅彦、日本アニメーションから毛利の友人加瀬政広も加わり、『ボトムズ』の主要エピソードの殆どを担当することになった。
【住所】
スタジオ・ムー
スタジオ・ムーはアニメーション作画スタジオ。大阪府大阪市にスタジオを構える。
概要[編集]
1986年(昭和61年)8月設立。そもそもアニメアールには第一スタジオと第二スタジオが存在した。第一スタジオは谷口守泰、第二スタジオは村中博美が率いていた。途中、村中チームがスタジオ・ムーと改名し、分離したのがムーの始まりである。
ちなみに谷口チームには毛利和昭、沖浦啓之、逢坂浩司、木村貴宏らが所属し、村中チームには黄瀬和哉、山本佐和子、大島康弘らが所属していた。
【住所】
albacrow(アルバクロウ)
アニメーターの奥居久明氏とプロデューサーの稲垣亮祐氏が設立したアニメスタジオ。
アルバクロウは2020年より 株式会社Yostar Pictures(ヨースターピクチャーズ)の 一部門として活動させて頂きます。今まで以上に、アニメ制作だけに限らず、ゲーム開発や企画デザインなど、新しい作り方のコンテンツ制作に幅広く関わっていきたいと思っております。
※アニメ会社の記入一覧の63番目にYostar Pictures(ヨースターピクチャーズ)
と記しております。
代表社員 稲垣亮祐
求人などのお問い合わせも、Yostar Picturesに集約させて頂きますので公式サイトをご確認下さい。
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町300番 住友不動産秋葉原駅前ビル11階
エー・シー・ジー・ティー(ACGT)
株式会社エー・シー・ジー・ティー(英: ACGT Co.,Ltd.)は、日本のアニメ制作会社。
本社所在地 | ![]() 〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町一丁目13番3号 |
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設立 | 2000年12月19日 |
概要・沿革[編集]
2000年12月、ライフワークの制作出身で、トライアングルスタッフの制作プロデューサーを務めた安部正次郎と制作スタッフの馬場健らがオービー企画の関連会社として東京都杉並区井草五丁目に設立した。
2006年、東京都練馬区のラディクス旧本社所在地に移転。近年はグロス請けをメインとして、様々な作品に参加している。
会社名:株式会社エー・シー・ジー・ティー
住所:
〒180-0002
東京都武蔵野市吉祥寺東町1ー13ー3
TEL 0422ー27ー5062
FAX 0422ー27ー5072
代表取締役:安部 正次郎
取締役:馬場 健
取締役:須賀 重行
スタッフ:20名
資本金:1,800万円
会社設立:平成12年12月
年商:3億円
取引銀行:多摩信用金庫 成蹊学園前支店
みずほ銀行 北沢支店
三井住友銀行 武蔵関支店
主な取引先:(株)オービー企画、(株)ジェンコ、
ジェネオン・ユニバーサル・エンタテインメントジャパン合同会社、
株式会社KADOKAWAメディアファクトリーBC
業務内容:アニメーションの企画・制作
関連会社:
株式会社オービー企画
(住所:東京都新宿区西新宿7-4-5 富士野ビル8F、
代表取締役:宇佐美 廉、設立年月日:昭和56年9月)
株式会社アールイーエヌ
(住所:東京都世田谷区上馬4-17-8、
代表取締役 :宇佐美 廉、設立年月日:昭和59年2月)
2000年12月 (株)オービー企画の関連会社として、会社設立。
オービー企画の企画作品を中心にアニメーション制作会社として活動を始める。
2007年11月 業務拡張のため、杉並区井草より練馬区関町南へ本店移転。
2012年2月 武蔵野市吉祥寺東町へ本店移転。
現在に至る。
ライフワーク (アニメ制作会社)
有限会社ライフワークは、かつて存在していた日本のアニメーション制作会社である。本社及び制作スタジオは、東京都練馬区上石神井1丁目16番地9号に所在した(※1995年当時)。
概要[編集]
スタジオ・ゼロや日本サンライズ(現:サンライズ)で制作を務めていた神田豊が、プロダクション・ルーズの制作を経て小森徹や青木健らと共に1984年頃に設立。以来、1990年代にかけ、東映動画作品や日本アニメーション作品などに「各話制作・制作協力(グロス請け)」という形で多く関わった。『仮面の忍者 赤影』『ちびまる子ちゃん(第1期)』『少年アシベシリーズ』などでは、全回の制作に関与している。演出家の石崎すすむや棚橋一徳らが在籍し、後に演出家へ転向する大西景介も制作管理スタッフとして在籍していた。2002年頃に倒産。
スタジオ・ゼロ
スタジオ・ゼロ(登記上の商号は有限会社スタジオゼロ)は、1963年にトキワ荘出身の漫画家らが設立したアニメーション、漫画の制作会社。1971年の事実上の解散以降は、アニメーション作家・鈴木伸一が法人格を継承・存続させて個人事務所の名称として使用。鈴木の自主作品、アニメCM制作、過去のゼロ作品の版権業務をメインとしている。
会社概要[編集]
鈴木伸一、石森章太郎、つのだじろう、角田喜代一(つのだじろうの兄。電通勤務)、藤子不二雄(安孫子素雄、藤本弘)と一人の社員により設立、のちに赤塚不二夫も参加。
「トキワ荘時代よもう一度」という触れ込みで、手塚治虫が設立したアニメ会社の虫プロダクションの様なアニメを作る会社を、すでにアニメ制作にたずさわっていた鈴木伸一を中心として1963年(昭和38年)5月8日に設立された。当初の社屋は、東京・中野の旧ボクシングジムを借りていた。余りにも傷みの酷い建物だったため、「スタジオ・ボロ」と仲間内から揶揄されていたという。その後、1965年(昭和40年)に新宿区淀橋(十二社、現・西新宿)の市川ビル内に移転している。当初は役員5名、社員1名という体制で、任期2年の社長の順番はあみだくじで決定した。初代社長の鈴木から第2代社長のつのだじろうを経て、第3代の藤本のときに最盛期を迎え、第4代社長石森のときに解散した。やがて漫画家たちが雑誌部の立ち上げで多忙になるにつれて鈴木以外はアニメには関われなくなり、アニメ専業の社員を増やしていく。その最盛期には100人近くの社員が在籍していた。しかし、アニメ制作部門がスポンサー降板などの理由のため仕事が減り、その社員も次第に他社へ引き抜かれてしまい、1971年(昭和46年)に実質的に解散状態となる。その際にされた清算は奇しくも0円だったという。その後は鈴木伸一の個人事務所として、法人格と名称のみが継承された。新宿・十二社の市川ビル時代にはスタジオゼロだけでなく藤子不二雄(藤子スタジオ)、赤塚不二夫(フジオ・プロ)、つのだじろう(つのだじろうプロ。現 秦企画)のそれぞれのプロダクションも入居していた。この時期のエピソードとして、藤子スタジオは常に真面目に原稿作業をしているのと対照的に、隣のフジオ・プロでは赤塚が銀玉鉄砲でアシスタントらと撃ち合って遊んでいるのに対して、温厚で知られる藤子・F・不二雄が「うるさい!」と怒ったことがあるという。スタジオ・ゼロが鈴木の個人事業状態となり、各プロダクションが引っ越した後も市川ビルにはそのまま「スタジオ・ゼロ」の文字が掲げられていたが、2003年9月に解体された。
トライアングルスタッフ
有限会社トライアングルスタッフ(英語表記:TRIANGLE STAFF CORP.)は、2000年12月頃までアニメーション制作事業を行っていた日本の企業。
概要[編集]
マッドハウスの制作プロデューサーとして、『幻魔大戦』などを手がけた浅利義美が退社後に独立し、1987年1月に東京都杉並区荻窪で創業した(その後、同区桃井に本社を移転)。ビデオシリーズの制作を中心に活動し、1990年代後半からは劇場作品・テレビシリーズの元請制作へと乗り出した。1998年の『serial experiments lain』は、第二回メディア文化賞アニメーション部門優秀賞を受賞するなどの評価を受けた。しかし、2000年12月頃にアニメーション制作事業を停止した。事業停止となる前後の1999年3月に、制作プロデューサーの山口克巳が「パルム」(パルムスタジオ)を設立した。2000年12月には同じく制作プロデューサーの安部正次郎や制作スタッフの馬場健らが、オービー企画傘下の制作会社である「エー・シー・ジー・ティー」(A・C・G・T)の設立に参加するなど独立が相次いだ(その後2006年12月に、制作プロデューサーの大橋浩一郎が「スタジオケルマディック」を設立した。)。事業停止となった理由は明らかにされていないが、事業停止後も同社の名前は著作権表示で見られる。制作中だった『WXIII 機動警察パトレイバー』は、古巣のマッドハウスが制作を引き継ぎ2002年に公開された。
ガイナ (アニメ制作会社)<スタジオガイナ>
株式会社ガイナは、2014年に設立された日本のアニメ制作会社。木下グループの子会社。本社は東京都武蔵野市。通称として「スタジオガイナ」(studio GAINA)を用いる。
本社所在地 | ![]() 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-13 センチュリーホーム吉祥寺ビル6階 座標: 北緯35度42分19.3秒 東経139度34分51.8秒 |
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設立 | 2014年11月4日 |
事業内容 | 映像作品の企画、製作、販売、配給並びに配信 他 |
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代表者 | 浅尾 芳宣(代表取締役社長) |
資本金 | 1000万円(2020年3月31日現在) |
純利益 | 73万8000円(2020年3月期) |
総資産 | 3億3926万6000円 (2020年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 株式会社木下グループ(100%) |
主要子会社 | 株式会社福島ガイナ |
関係する人物 | 木下直哉(取締役) |
アニメ制作会社ガイナックスによって2014年11月、アニメミュージアム「福島さくら遊学舎」(2015年4月開設)の運営などを行う株式会社福島ガイナックス(ふくしまガイナックス)として、福島県田村郡三春町に設立された。2015年11月にガイナックス保有の自社株式を全株引き受け独立した。福島さくら遊学舎内に制作スタジオを設け、アニメーションの作画、仕上げ、制作管理を行った。代表取締役は設立当時ガイナックスのプロデューサーだった福島県出身の浅尾芳宣で、2016年には、NHKの東日本大震災復興応援キャンペーンとして前年に制作した2分アニメを元にした25分テレビアニメーション「想いのかけら」を制作した。同年9月には東京都小金井市に制作スタジオ「ガイナックススタジオ」(GAINAX studio)を開設。 福島ガイナックスと同様にWEBアニメを手掛け、連続テレビアニメーション作品『ピアノの森』(第1シリーズ、2018年放映 第2シリーズ、2019年放映)の元請制作を手がけた。2018年7月26日、兼ねてからアニメーションへの出資事業を展開していた株式会社木下グループに全株式を譲渡して傘下に入り、取締役会長に木下直哉が就任。同年8月9日に商号を株式会社ガイナに変更。本社を同社制作スタジオ「ガイナックススタジオ」所在地の小金井市に移転してスタジオ通称を「スタジオガイナ」に改称し、アニメーション制作事業を東京に概ね集約した。福島さくら遊学舎運営事業については、新たに設立した株式会社福島ガイナ(ふくしまガイナ)に分離承継した。
「福島さくら遊学舎」が入居する三春町旧桜中学校交流施設。
福島ガイナが運営。
作風[編集]
福島ガイナックス時代から、「政宗ダテニクル」などの福島を題材にしたWebアニメやテレビアニメを制作している。この系譜は経営母体が刷新されて以降も福島ガイナが継続している(『フライングベイビーズ』は福島を舞台とした物語)。スタジオガイナは前身であるガイナックススタジオ時代から一般的な商業アニメを手掛けており、木下グループ入りして以降は、かつての親会社ガイナックスから制作主体を引き継いだ劇場用アニメーション『蒼きウル』や『トップをねらえ3』(仮題)、オリジナルテレビアニメーション『レスキューアカデミア』、『あくびをするにはワケがある』を制作する予定を公表している。
会社概要
会社名 | 株式会社福島ガイナ |
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所在地 | 〒963-7725 福島県田村郡三春町大字鷹巣字瀬山213番地 |
電話番号 | 福島ガイナ(代表) 0247-61-6341
空想とアートのミュージアム 福島さくら遊学舎 |
事業内容 (ミュージアム) |
常設展管理運営 企画展管理運営 ワークショップ グッズ開発 イベント運営 |
事業内容 (スタジオ) |
作画作業 仕上げ作業 制作管理 |
木下グループ
株式会社木下グループ(きのしたグループ)は、東京都新宿区に本社を置く持株会社。ハウスメーカーの木下工務店などを傘下に置く。
本社所在地 | ![]() 〒163-1308 東京都新宿区西新宿6丁目5番1号 新宿アイランドタワー9階 座標: 北緯35度41分35.6秒 東経139度41分35.3秒 |
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設立 | 1990年10月4日 (株式会社エム・シー・コーポレーション) |
新宿アイランドタワー(東京都新宿区)
沿革[編集]
- 1956年3月23日 - 会社創業。
- 1987年12月15日 - 会社設立。
- 2002年4月 - 当時のメインバンクであったあさひ銀行が有する不良債権を債権放棄のうえサーベラス・キャピタル・マネジメントが株式の35%を取得し経営に参入。
- 2004年
- 2006年4月1日 - 木下ホールディングス(持株会社)を設立。
- 2007年10月4日 - エム・シー・コーポレーションがキノシタ・マネージメントに社名変更。
- 2008年
- 3月7日 - ブラジル現地法人を設立。
- 4月1日 - 木下工務店(2代目)が木下ホールディングスを吸収合併
- 9月12日 - キノシタ・マネージメントがレオックからライフコミューンを買収。
- 2009年1月9日 - パキスタン現地法人を設立。
- 2011年2月2日 - キノシタライフ(旧:ライフコミューン)が木下の介護に社名変更。
- 2012年6月20日 - キノシタ・マネージメントがエフエムインターウェーブの株式90%をテレビ東京から取得し子会社化。
- 2012年10月4日 - 木下工務店(2代目)が株式会社木下ホールディングス(2代目)に商号変更すると共に持株会社化し、建築請負事業を株式会社木下工務店(3代目)に、不動産仲介事業・都市型マンション企画分譲事業を株式会社木下不動産にそれぞれ分離。合わせてキノシタ・マネージメントの賃貸事業を株式会社木下の賃貸に分離。
- 2016年7月1日 - 木下ホールディングス(2代目)が株式会社木下グループホールディングスに商号変更。
- 2018年1月21日 - 卓球の全日本選手権においてグループがメインスポンサーとなっている張本智和が、グループ所属選手の水谷隼を破り、史上最年少優勝を飾る。
- 2018年2月7日 - 新設されるTリーグ(卓球)に男子、女子参加決定。
- 2018年2月14日 - 第23回オリンピック冬季競技大会(平昌オリンピック)、スノーボード男子ハーフパイプ競技において、グループ所属選手の平野歩夢が2大会連続となる銀メダルを獲得する。
- 2018年7月2日 - 木下グループホールディングスが株式会社木下グループ(初代)に商号変更。
- 2018年7月26日 - アニメーション制作会社・株式会社福島ガイナックスの株式を100%取得、グループの子会社とする(公式発表は同年8月20日)。
- 2018年12月1日 - キノシタ・マネージメントが木下グループ(初代)を吸収合併し、株式会社木下グループ(2代目)に商号変更。
- 2019年5月20日 - BSデジタル放送の新規参入を発表(結果は落選)。
木下工務店[編集]
概要[編集]
- 関東地方を主な営業エリアとし、注文住宅の設計施工を行っている。当初は、関東地方のみを営業エリアとしていたが、現在は宮城にも進出し商圏を広げている。
- 木造軸組構法や2x4工法を主体とした住宅を主力商品として事業展開。また、下請けによる施工を行わず、直接自社管理による設計・施工を行っている。
- 1980年代から1990年代前半まで「ビューパレー」名称の分譲マンションのデベロッパー事業を展開していた。
- 2002年4月にメインバンクのあさひ銀行が保有する不良債権約500億円をサーベラス・キャピタル・マネジメントが再評価のうえ買取して債権放棄し、サーベラス傘下で経営再建を図るも頓挫。2004年に整理回収機構の企業再生スキームで注文住宅などの採算部門をグループ会社の木下工務店住宅販売へ事業譲渡し、エム・シー・コーポレーションが買収。法人格としては木下工務店住宅販売→木下工務店(2代目)→木下ホールディングス(2代目)→木下グループホールディングスに変更し現在へ至る。不採算部門が残った旧:木下工務店はプリムラに社名変更後同年9月に解散決議し、同年11月に特別清算となった。
- 2008年からは、ブラジルやパキスタンでのマンション分譲事業も行っている。
主な事業[編集]
- 注文住宅の設計・施工・販売
- 分譲住宅の設計・施工・販売
- 建設請負
住宅地開発[編集]
グループ企業[編集]
住まい[編集]
- 木下工務店
- 木下工務店ホーム - 注文住宅事業
- 木下工務店リフォーム - リフォーム工事、増改築、改装
- 木下不動産 - 都市型マンション企画分譲、不動産仲介
- 木下の賃貸 - 賃貸事業
- キノシタコミュニティ - 清掃業務、設備維持管理業務、マンション管理組合業務
- 木下抗菌サービス - 建物、遊具及びそれらの附属設備の除菌及び抗菌施工
- 木下消毒クリーンセンター - 建物、遊具及びそれらの附属設備の安全点検・修繕・清掃・保守・管理並びに有害生物、微生物防除等防疫消毒・除菌・抗菌・消臭・防臭・防カビ・防虫等の施工
医療・福祉・教育[編集]
- 木下の介護 - 介護サービス事業者
- 木下の保育 - 認可・認証・認定保育園の運営
- 木下福祉アカデミー - 教育事業
- 木下未来学園 - 教育基本法、学校教育法、美容師法に従い、私立専修学校を設置し、学校教育を行うことを目的
- くすりのキノシタ - 薬局の経営
- 木下キャリアサポート - 労働者派遣事業及び有料職業紹介事業
- 興生会 - 医療法人。介護老人保健施設ベルサンテの運営
- 和光会 - 医療法人社団。総合川崎臨港病院、介護老人保健施設「和光の園」の運営
- 松風会 - 社会福祉法人。特別養護老人ホーム「花みずき」の運営
- 慈愛会 - 保育事業、医療事業、保健衛生啓蒙活動、介護に関する事業
- 北京木下医療科技有限公司(中国)- 高齢者事業に関するコンサルティング業務
- JAPAN VIETNAM HUMAN RESOURCES JOINT STOCK COMPANY - 労働者派遣事業及び有料職業紹介事業
- 新型コロナ検査センター - 臨床検査の受委託業務および検体受領代行業務
スポーツ[編集]
- 木下テーブルテニスクラブ - スポーツに関する事業の運営、所属スポーツ選手のマネージメント業務
- KSM - スポーツ選手等のマネージメント、斡旋及びスポンサーシップ契約並びにコンサルティング
- 木下スケートアカデミー - フィギュアスケーターの育成
エンタメ・その他[編集]
- キノフィルムズ - 映画製作・配給事業(キノシタ・マネージメントから事業分社化、作品については後節参照)
- kino cinéma(キノシネマ) - 映画館・アミューズメント施設・飲食店の運営(後節も参照)
- キノミュージック - 音楽ソフト製作
- キノブックス - 書籍出版事業
- 木下の台所 - 給食事業・仕出し料理・弁当の製造及び販売それに付随するサービス業
- 鈍牛俱楽部 - 芸能人等のマネージメント業
- KRE - 新エネルギーを利用した発電システムの運営
- ガイナ(スタジオガイナ) - アニメーション制作。旧:福島ガイナックス。2018年7月に傘下入り
- 福島ガイナ - アニメーションミュージアム「福島さくら遊学舎」の運営、イベント事業等の業務。ガイナから同事業を分離移管して設立
- Noz - 美容院の運営
- ハッツアンリミテッド - 音楽ソフト制作
- コピーライツアジア - キャラクター・ライフスタイルブランドを中心とした知的財産権の二次的使用許諾権の取得と管理
- ヒーローズ - コミック誌、キャラクターコンテンツの企画・運営・製作
- モボ・モガ - イベント企画、衣類の企画および販売並びに飲食にまつわる業務
文化支援事業[編集]
現法人となる旧:木下工務店住宅販売を買収した木下直哉が映画好きであり、2006年からは主に東映製作の邦画の製作委員会への出資、ギャガ・エフエムインターウェーブらの買収(ギャガ株は2014年11月に全て売却)、スポーツ競技のスポンサーやTVアニメの製作委員会参加など資金面で支援する文化支援事業(メセナ)を積極的に推進しており、エンターテインメントビジネスの一翼を担っている。2018年8月には前述したとおり、アニメーション製作会社・株式会社ガイナを子会社とし、より深くアニメ製作へと関わる姿勢を表明した。
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スポーツ | 卓球 | |||
所属リーグ | Tリーグ | |||
ディビジョン | Tプレミアリーグ | |||
創設年 | 2018年 | |||
サイト | 公式サイト | |||
本拠地 | ||||
ホームタウン | 男子![]() 女子 ![]() |
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監督 | 邱建新 | |||
■テンプレート(■解説)プロジェクト:卓球 |
スポーツ事業
木下グループ所属スポーツ選手
卓球
2018年10月に開幕をした日本の卓球リーグであるTリーグ、多くの選手は1部の「Tプレミアリーグ」に男子・女子共に参加。
男子
女子
フィギュアスケート[編集]
スノーボード[編集]
サーフィン[編集]
障害馬術[編集]
スケートボード[編集]
競泳[編集]
後援スポーツ大会[編集]
- フィギュアスケートジャパンオープン(2006年よりスポンサー)
- 全日本大学女子選抜駅伝競走大会(2006年)
ネーミングライツ[編集]
- 木下アカデミー京都アイスアリーナ(2019年から10年間)
映画事業[編集]
映画館の運営[編集]
2018年10月に設立されたグループ会社の株式会社 kino cinéma(キノシネマ)が、2019年に横浜のみなとみらいエリアと東京の立川駅近くに、2020年に福岡の天神エリアにミニシアター(いずれも3スクリーン)を開設している[4][5][6]。
製作・配給作品[編集]
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 今度は愛妻家
- おとうと
- 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!
- 交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦
- 仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー
- ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲
- 映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!
- 誰かが私にキスをした 〜MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC〜
- 孤高のメス
- ルー=ガルー
- 君が踊る、夏
- 映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?
- ふたたび swing me again
- 行きずりの街
- バトル・ロワイヤル3D
- 仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE
- 相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜(協賛のみ)
- 2011年
- 天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕
- わさお
- 映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花
- オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
- これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫
- 手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-
- 小川の辺
- 探偵はBARにいる
- 僕たちは世界を変えることができない。
- ツレがうつになりまして。
- 映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪
- 指輪をはめたい(自社作品)
- 忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー〜感度サイコー!!!〜(自社作品)
- 仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX
- 2012年
- 2013年
- 特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE
- 映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち
- 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
- 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
- 忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段
- 映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス
- ルームメイト
- キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-
- 二流小説家-シリアリスト-
- 人類資金
- ばしゃ馬さんとビッグマウス
- 利休にたずねよ
- 仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
- 2014年
- 獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ
- 映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち
- 平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
- エレニの帰郷
- 僕は友達が少ない
- L♥DK
- 魔女の宅急便
- 相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ
- 聖闘士星矢 Legend of Sanctuary
- 俺たち賞金稼ぎ団
- キカイダー REBOOT
- わたしのハワイの歩きかた
- BUDDHA2 手塚治虫のブッダ -終わりなき旅-
- 映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ
- 仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル
- 柘榴坂の仇討
- 醒めながら見る夢
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- キセキ -あの日のソビト-
- 劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊
- 劇場版 黒執事 Book of the Atlantic
- 一週間フレンズ。
- 相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断
- 映画 プリキュアドリームスターズ!
- PとJK
- 仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦
- ピーチガール
- 関ヶ原
- 二度めの夏、二度と会えない君
- ユリゴコロ
- 映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!
- ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜
- 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー
- 探偵はBARにいる3
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 2021年
テレビアニメ[編集]
https://www.kinoshita-koumuten.co.jp/
※木下工務店 公式サイト
カオスプロジェクト
有限会社カオスプロジェクトは、アニメーションの企画・制作を主な事業内容とする日本の企業。一般社団法人練馬アニメーション会員。
本社所在地 | ![]() 〒176-0001 東京都練馬区練馬3丁目1番3号 |
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設立 | 1995年7月3日 |
概要・沿革[編集]
土田プロダクションの制作であった榎本歩光が、同社内で色指定検査の仕事をしていた飯塚智久に誘われ、同社倒産後に飯塚が代表取締役を務めるスタジオ・ファンタジア(以下、ファンタジア)作画部門のプロデューサーとして参画。その後、ファンタジアは第一スタジオと第二スタジオに分裂。第一スタジオが独立してカオスプロジェクトになった。
ファンタジア第一スタジオ時代の制作作品は『プロジェクトA子3』、『プロジェクトA子4』、『魍魎戦記MADARA』、『魔狩人 デーモンハンター』、『エクスパーゼノン』、『万能文化猫娘』、『青空少女隊』等がある。
ファンタジアと直接的な資本関係は無いが、2016年に同社が事業停止~破産したのを境にカオスプロジェクトも活動停止状態に陥っている。
土田プロダクション
株式会社 土田プロダクション (つちだプロダクション)は、かつて存在した日本のアニメーション制作会社である。
概要・沿革[編集]
放送動画制作出身の土田治が、オフィス・ユニ(アニメの背景・美術を手掛ける企業、スタジオ・ユニとは別)のスタッフを経て、作画・演出・仕上げを手掛けるアニメ下請制作会社として1974年頃に創立。設立当初は、『ドカベン』等の日本アニメーション作品のグロス請け等を中心に活動していたが、1980年、『がんばれゴンベ』より元請制作を開始した。1982年制作の『さすがの猿飛』以降は、NAS制作作品の実制作を主に手掛けた。なお、本社は1984年時点では、東京都練馬区富士見台2丁目5番4号に所在した「富士見台第一ビル」内にあった(同ビルは、後に撤去され、現存していない)。1983年から制作に関与した『キャプテン翼』で一躍脚光を浴びるも、経営不振に陥る。『キャプテン翼』と同時進行で制作していた『ハイスクール!奇面組』は、当作の制作スタッフ(茂垣弘道、三沢伸、金沢比呂司、原田一男など)が独立し、立ち上げたスタジオコメットが引き継いだ(制作体制が整うまで、ぎゃろっぷも制作に参加していた)。その後『キャプテン翼』の放送が終了してからは資金繰りが悪化し、経営が破綻。1986年7月11日に倒産した。
放送動画制作
株式会社放送動画制作(ほうそうどうがせいさく)は、日本のテレビ映画の制作会社、とりわけアニメーション制作会社として知られる企業である。『官報』には株式会社放送動画製作と記載されている。1972年に「株式会社大日」(だいにち)に商号変更し、テレビ・ラジオCMなどの制作会社として存続。2006年に毎日放送が保有していた株式20%を電通テックに売却した。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | ![]() 〒104-0045 東京都中央区築地1-7-10 築地オーミビル4・5階 |
設立 | 1966年2月15日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | テレビCM、ラジオCMの企画制作 官公庁、企業VPの企画制作 録音スタジオ事業 オリジナル音楽レーベル「d-rights music」 |
代表者 | 代表取締役社長 谷川 竜之 |
資本金 | 1,500万円 |
主要株主 | 株式会社電通 株式会社AOI Pro. |
毎日放送が、『おそ松くん』のアニメ化をもってテレビアニメーション製作に初めて参入した1966年(昭和41年)、毎日放送は、東映動画(現在の東映アニメーション)を退社した山本善次郎(山本早苗)が2年前に設立したチルドレンズ・コーナーと、鈴木伸一らが3年前に設立したスタジオ・ゼロに実制作の発注を行い、同作を製作したことが前史として存在する。翌1967年(昭和42年)、毎日放送は、自社の子会社である「株式会社放送動画制作」にアニメ部を設け、チルドレンズ・コーナーとともに『かみなり坊やピッカリ・ビー』の制作を行ったのが、同社のアニメ制作の始まりである。スタッフはチルドレンズ・コーナーと同様に、ほとんどが東映動画出身者であり、光延博愛は同作で初めて演出としてクレジットされた。1968年(昭和43年)、毎日放送は同社製作のテレビアニメーション第3作『ファイトだ!!ピュー太』を、放送動画制作に全面発注する。構成に斎藤賢、光延博愛、永沢詢(永沢まこと)がクレジットされており、光延がチーフディレクターとして機能した。同作には、林静一、鈴木欽一郎、白石邦俊(クニトシロウ)も参加した。『かみなり坊やピッカリ・ビー』、『ファイトだ!!ピュー太』いずれも白黒フィルムで撮影された、白黒テレビ映画であった。『ファイトだ!!ピュー太』の放映後、同社のアニメーション制作スタッフは解散した。斎藤賢、永沢まことらはオフィス・ユニを設立、土田治やクニトシロウはこれに参加、『キリンものしり大学 マンガ人物史』(1970年 - 1971年)や『世界ものしり旅行』(1971年 - 1974年)等を制作した。1973年(昭和48年)の『官報』には、「株式会社放送動画制作」が同一の所在地で記載されているが、法人格を継承している大日は1972年に社名変更したとしているため、関係は不明である。放送動画制作は、永沢まこと、倉橋達治 (倉橋孝治、倉橋こうじ)、竹内大三、ひこねのりお(彦根範夫)ら、のちにCM界や個人作家として大成する人物を多く輩出している。『ファイトだ!!ピュー太』は再放送の機会も少なく伝説の作品とされ、放映当時に視聴していた庵野秀明や吉松孝博らの評価は高かった。1990年(平成2年)、毎日放送千里丘放送センターのスタジオ機能移転時に、フィルム保管倉庫から放送動画制作の作品が発見され、約30年ぶりに再評価の機会を得た。
種類 | 株式会社 |
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略称 | 放送動画 |
本社所在地 | 東京都千代田区有楽町1丁目9番4号 蚕糸会館 |
設立 | 1966年2月15日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 映像制作 |
代表者 | 代表取締役社長 関 亨 |
主要株主 | 株式会社毎日放送 株式会社電通 |
特記事項:放送動画制作当時の会社情報
1968年 アニメーション制作組織を解散
キネマシトラス
株式会社キネマシトラス(英: KINEMA CITRUS Co., Ltd.)は、日本のアニメ制作会社。
本社所在地 | ![]() 〒167-0052 東京都杉並区南荻窪四丁目36番4号 第三田丸ビル202 座標: 北緯35度42分9.6秒 東経139度36分55.1秒 |
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設立 | 2008年3月3日 |
概要[編集]
Production I.Gの制作出身でボンズの制作デスクであった小笠原宗紀が、2008年3月に同じくProduction I.G出身でバンダイビジュアル(現・バンダイナムコアーツ)のプロデューサーであった松家雄一郎、演出家の橘正紀、フリーアニメーターの新井浩一らと共に設立した。社名の由来は、「100年のこるフィルムを作りたい、時代が変わっても変わらない価値観が入っているドラマを作りたい」という想いから、"シネマ"の古い呼び方である"キネマ"。さらに、創業メンバーの頭文字、小笠原宗紀のムネキの逆さ読みである"キネ"、松家の"マ"、橘の英称"シトラス"を融合している。その後、取締役であった松家は退社し3Hzを設立、橘はフリーになっている。2019年7月1日、KADOKAWA・ブシロードとのアニメ制作における包括的業務提携を、更に同年12月2日には両社との資本提携を実施。両社の持分法適用関連会社となり、KADOKAWAグループ・ブシロードグループ、双方に属するようになった。
KADOKAWA(株式会社角川)
株式会社KADOKAWA(英: KADOKAWA CORPORATION)は、出版事業、映像事業、ゲーム事業、ウェブサービス事業、ライツMD事業などを行う日本の企業。初代・KADOKAWAは、1954年に設立された株式会社角川書店(後の角川ホールディングス、角川グループホールディングス)が2013年に角川グループホールディングスから社名変更して発足され、2019年に出版物の製造・物流子会社を束ねる中間持株会社、株式会社KADOKAWA Future Publishingとなった。2代目・KADOKAWAは、2014年に設立された株式会社KADOKAWA・DWANGO(後のカドカワ)が2019年に初代・KADOKAWAの事業を継承およびカドカワから社名変更して発足された。両社とも1945年に創設された角川書店を創業とする企業である。
本社所在地 | ![]() 〒102-8177 東京都千代田区富士見2丁目13番3号 |
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設立 | 2014年10月1日 (株式会社KADOKAWA・DWANGO) |
株式会社角川書店、角川本社ビル(東京都千代田区富士見1-12-15)
事業内容 | 出版事業、映像事業、版権事業、デジタルコンテンツ事業、ネットワーク・エンタテインメント・サービス及びコンテンツの企画・開発・運営、動画コミュニティサービスの運営等を行う会社の経営管理及びそれに付帯又は関連する事業等 |
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略歴[編集]
1945年、国文学者の角川源義により角川書店として創業。 出版第1号は佐藤佐太郎歌集「歩道」。角川の鳳凰のマークは、1946年創刊の飛鳥新書で使用したことに始まる[7]。1949年創刊の「角川文庫」と1952年発刊の「昭和文学全集」が成功し、文芸出版社として基礎を確立する。1956年「角川国語辞典」を刊行し、辞典分野に進出。1957年には高等学校の国語教科書に参入。1972年に富士見書房を設立。源義時代の角川では、漫画と女性の裸とスキャンダルはやってはいけないという掟が存在した。1975年に角川春樹が社長就任後、角川文庫を文芸路線から横溝正史を初めとする一般大衆向けに路線転換し、翌年には『犬神家の一族』で映画製作に進出。1979年に角川レコードを設立し、音楽産業へ参入。自社発行書籍を原作として映画を製作し、テレビコマーシャルを利用して大々的に宣伝し、原作書籍と自社グループ製作の映画・音楽を販売する出版と映像と音楽のメディアミックスを成功させ、日本映画界に角川映画旋風を巻き起こした。1982年にテレビ情報誌の「ザテレビジョン」創刊以降、ゲームソフト情報誌「コンプティーク」やアニメ情報誌「Newtype」、ビデオ情報誌「ビデオでーた(現・DVD&動画配信でーた)」、都市情報誌「東京ウォーカー」などの各種メディア対応の情報誌を立て続けに創刊。1983年に映画『幻魔大戦』でアニメ製作に参入。1984年角川ビデオを設立し、ビデオグラムの製作に参入。1988年に「富士見ファンタジア文庫」と「角川スニーカー文庫」を創刊し、ライトノベルというジャンルが確立されて以来、電撃文庫・MF文庫Jなどをあわせてライトノベル市場の国内最大手となる。1993年の『無責任艦長タイラー』からKADOKAWAの発行書籍を原作としたテレビアニメが放送されるようになる。1985年に少女コミック誌「ASUKA」を創刊し、コミック出版に本格進出。後発参入だった角川は、アニメやゲームといった近接ジャンルのプロや同人誌卸売会からスカウトした同人作家を漫画家・漫画原作者として起用することで先行する出版社にはないタイプの作家や作品が生まれる。1993年にメディアワークスの代表を兼務する形で社長に就任した角川歴彦は、メガソフトウェア・パブリッシャーを標榜し、資本と経営の分離、M&Aや業務提携、コンテンツのマルチメディア展開を行う。1995年にスーパーファミコンソフト『妖怪バスター ルカの大冒険』でゲームパブリッシャー事業に参入。2000年にはWeb媒体と紙媒体が連動した情報サイト『ウォーカープラス』を開設。2002年11月に大映の営業権を取得し、スタジオ運営事業に進出。2003年4月に角川書店は、角川書店(二代目法人)、メディアワークス、SSコミュニケーションズ、角川大映映画、ビルディング・ブックセンターを統括する出版と映像、ネット事業の持株会社角川ホールディングスへ移行。同年9月にストック型フリーペーパー事業に参入。2004年1月に映像ソフト販売会社角川エンタテインメントを設立し、それまで他社に委託していたビデオグラム(DVDソフト)の販売を自社販売に切り替えた。2005年3月に日本ヘラルド映画を子会社化したことで、外国映画の輸入配給、映画の興行、吹替・字幕版制作に本格進出。
2006年7月に角川グループの持株会社であることを社名に示すため角川ホールディングスから角川グループホールディングスに社名変更。2009年に角川グループ合同児童書レーベル角川つばさ文庫を創刊し、2012年から児童文庫レーベルシェアNo.1となる 。
2013年4月に角川グループホールディングスが角川グループパブリッシングと合併し事業持株会社となる[13]。これに伴い同年6月に角川グループホールディングスは、KADOKAWA(初代)へ社名変更[14]。2013年10月に連結子会社9社と合併しOne CompanyになったKADOKAWAは、角川源義が創業した角川書店と角川春樹が1976年に設立した角川春樹事務所、角川歴彦が創業したメディアワークス以外に、旧・セゾングループのSSコミュニケーションズ、旧・大映の営業権を継承した角川大映、旧・ヘラルドグループの日本ヘラルド映画、西和彦らが創業したアスキー、魔法のiらんど、旧・リクルートグループのメディアファクトリー、中経出版、新人物往来社を出身母体とする企業となった。2014年10月、株式会社ドワンゴと世界に類のないコンテンツプラットフォームを確立することを目的して統合会社「KADOKAWA・DWANGO」(後のカドカワ)を設立。2015年6月に「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」を創刊し、学習まんがに参入 。同年10月にWEB小説のレーベル「カドカワBOOKS」を創刊し、既存のUGC(ユーザージェネレイテッドコンテンツ)と呼ばれる、ネット上で発表された作品を書籍・電子書籍化して出版する小説の総称を「新文芸」と名付け、新たなジャンルとして展開。2019年7月に初代・KADOKAWAは、ビルディング・ブックセンターとKADOKAWA KEY-PROCESSの株式所有に関わる事業を除く全事業をカドカワに簡易吸収分割で承継させた。これに伴い初代・KADOKAWAはKADOKAWA Future Publishingへ、カドカワはKADOKAWA(2代目)へ商号変更。
年表
角川書店(個人企業)[編集]
- 1945年11月10日 - 角川源義が東京都板橋区小竹町で角川書店を創立。
- 1949年 - 「角川文庫」を創刊。
- 1950年 - 事務所を東京都千代田区富士見町に移転。
- 1952年 - 雑誌「俳句」創刊。
角川書店(初代法人)[編集]
- 1954年4月2日 - 東京都千代田区富士見二丁目7番地に株式会社角川書店(初代法人)を設立。資本金は385万円。
- 1972年 - 角川書店発刊の教科書の自習書の発刊・販売を目的として株式会社富士見書房を設立。
- 1974年 - 株式会社角川文庫流通センター(子会社、現・ビルディング・ブックセンター)を設立。
- 1975年 - 角川源義が死去。編集局長の角川春樹が社長に就任。
- 1976年 - 角川春樹が株式会社角川春樹事務所(初代法人)を設立。映画製作と出版を連携。角川文化振興財団を設立。
- 1983年
- 6月8日 - 株式会社角川トラベル・ サービス(現・角川メディアハウス)を設立。
- 1984年10月 - 本社を東京都新宿区揚場町4番地に移転。
- 1986年
- 1988年6月 - 本社を東京都文京区本郷五丁目24番地5号に移転。
- 1989年4月 - 株式会社角川春樹事務所を吸収合併。
- 1991年 - 株式会社富士見書房を吸収合併し、富士見事業部を設置。
- 1992年
- 2月 - 株式会社角川興産を吸収合併。
- 9月 - 取締役副社長の角川歴彦が辞任し、同年10月株式会社メディアワークス(後のアスキー・メディアワークス)を創業。
- 1993年
- 1994年 - 株式会社角川書店流通センターを吸収合併。
- 1995年
- 1998年
- 4月 - 子会社株式会社エースピクチャーズが、住友商事子会社の株式会社アスミックと合併し、アスミック・エース エンタテインメント株式会社(現:アスミック・エース)が発足。
- 11月 - 東京証券取引所市場第二部上場。
- 1999年
- 2000年
- 2月 - 株式会社角川デジックス(現・角川アスキー総合研究所)を設立。
- 7月 - ベルテルスマンアクティエンゲゼルシャフトに対し第三者割当増資を実施。
- 2001年8月21日 - 西友から株式会社エス・エス・コミュニケーションズの株式を取得し、同社を子会社化。
- 2002年
- 6月 - 角川歴彦が代表取締役会長兼CEOに、福田峰夫が代表取締役社長に、本間明生が代表取締役専務に就任。
- 10月 - 株式交換により株式会社メディアワークスを子会社化。
- 11月 - 子会社株式会社角川大映映画が映画会社大映株式会社の営業権を取得。
角川ホールディングス[編集]
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 3月 - 日本ヘラルド映画株式会社(後の角川ヘラルド・ピクチャーズ)とその子会社のグロービジョン株式会社を影響力基準により連結子会社化。
- 4月 - 歴彦が代表取締役会長兼CEOに、本間明生が代表取締役社長兼COOに就任。
- 4月 - KADOKAWA HOLDINGS CHINA LTD.(現・KADOKAWA HOLDINGS ASIA LTD.)及びKADOKAWA HONG KONG LTD. を設立。
- 8月 - 株式交換により日本ヘラルド映画株式会社を完全子会社化。
- 9月 - 株式会社ムービータイム(現・株式会社角川アップリンク)を設立。
- 10月1日 - 子会社角川書店(二代目法人)の会社分割により、株式会社富士見書房(二代目法人)を設立。
- 11月 - INTERCONTINENTAL GROUP HOLDINGS LTD.及びその子会社10社の株式を取得。
- 12月 - 子会社株式会社角川モバイル(現・株式会社ブックウォーカー)を設立。
- 2006年
- 2月 - 株式会社角川オーバーシーズを吸収合併。
- 3月 - 子会社角川映画株式会社及び株式会社角川ヘラルド・ピクチャーズが合併し、角川ヘラルド映画株式会社に商号変更。
- 4月1日 - 子会社角川書店(二代目法人)の会社分割により、株式会社角川クロスメディア及び株式会社角川ザテレビジョンを設立。
- 8月1日 - 会社分割により、子会社株式会社角川エンタテインメントと関連会社を子会社角川ヘラルド映画株式会社に譲渡。
- 6月1日 - 連結子会社株式会社角川クロスメディアが株式会社ウォーカープラス及び株式会社角川書店北海道を吸収合併。連結子会社株式会社角川ザテレビジョンが株式会社角川インタラクティブ・メディアを吸収合併。
角川グループホールディングス[編集]
- 2006年
- 7月1日 - 40社を超える傘下企業の結束力を高め、グループ一体の連結経営を強力に推進する責任が当社にあることを、グループ内外に示すため商号を株式会社角川ホールディングスから株式会社角川グループホールディングス(角川GHD)に変更。
- 2007年
- 1月1日 - 子会社角川書店(二代目法人)の吸収分割により、管理部門を当社が、映像関連子会社及び関連会社の管理事業を角川ヘラルド映画株式会社が継承。
- 1月4日 - 子会社角川書店(二代目法人)の新設分割により、株式会社角川書店(三代目法人)及び株式会社角川マガジンズ(初代法人)を設立。
- 1月4日 - 株式会社角川書店(二代目法人)の商号を株式会社角川グループパブリッシングに変更。
- 1月4日 - 会社分割により、株式会角川・エス・エス・コミュニケーションズと株式会角川マガジンズ(初代法人)の持株会社「株式会社角川マガジングループ(後の角川マガジンズ)」を設立[17]。
- 3月 - 角川ヘラルド映画株式会社が再び角川映画株式会社に商号変更。
- 4月1日 - 会社分割により、角川HDチャイナの管理事業を角川映画株式会社に継承。
- 4月2日 - 株式会社角川プロダクションを設立。
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 4月1日 - 連結子会社株式会社角川メディアマネジメント及び株式会社角川マーケティング(二代目法人)が合併し、再び株式会社角川マーケティングに商号変更。
- 3月4日 - 子会社株式会社アスキー・メディアワークスが株式会社魔法のiらんどの発行済み株式70%を取得し、子会社化。
- 6月 - 歴彦が取締役会長に、佐藤辰男が代表取締役社長に就任。
- 10月 - 連結子会社株式会社エンターブレイン及び株式会社メディアリーヴスが合併。
- 10月 - 株式会社ドワンゴとの電子書籍や各種コンテンツの配信に関して包括業務提携を発表[19]。
- 12月3日 - 電子書籍ストア『BOOK☆WALKER』をサービス開始。
- 2011年
- 1月1日 - 子会社株式会社角川書店(三代目法人)及び角川映画株式会社が合併。 連結子会社株式会社角川マーケティング及び株式会社角川・エス・エス・コミュニケーションズが合併。連結子会社株式会社アスキー・メディアワークス及び株式会社魔法のiらんどが合併。株式会社角川コンテンツゲート(現・株式会社ブックウォーカー)及びワーズギア株式会社が合併。
- 3月 - 連結子会社株式会社エンターブレイン及び株式会社角川マガジンズ(初代法人)が合併。
- 5月26日 - 株式会社ドワンゴと資本提携との業務提携を発表[20]。
- 7月 - 子会社株式会社角川マーケティングが株式会社角川マガジンズ(二代目法人)に商号変更。
- 11月12日 - 株式会社リクルートから子会社の株式会社メディアファクトリーの全株式の譲渡を受け、同社を子会社化。
- 11月12日 - 角川グループの電子書籍配信プラットフォーム「BOOK☆WALKER」とドワンゴの電子書籍サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」との連携、ならびに株式会社角川書店が「ニコニコ動画」と連携した無料WEB漫画誌 「角川ニコニコエース」を創刊[21]。
- 2012年
- 5月 - 株式会社NTTドコモと株式会社角川書店(三代目法人)の合弁会社株式会社ドコモ・アニメストアを設立し、スマホ向けアニメ配信サービス開始。
- 7月 - 連結子会社株式会社角川グループパブリッシング及び角川出版販売株式会社が合併。
- 2013年
- 2月 - 株式会社角川アスキー総合研究所(初代)を設立。
- 3月7日 - ドワンゴの子会社である株式会社スカイスクレイパーの株式60%を取得し子会社化、と同時に商号を「株式会社スマイルエッジ」に変更[22]。
- 3月8日 - エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社からドワンゴ株式を追加取得し12.23%を保有する第2位株主となる[23][24]。
- 3月29日 - 株式会社角川ブックナビを設立。
- 4月1日 - 株式会社角川グループパブリッシングを吸収合併し、事業持株会社体制に移行[13]。
- 4月1日 - 子会社角川書店(三代目法人)の会社分割により、株式会社角川大映スタジオを設立。連結子会社中経出版及び新人物往来社が合併[13]。
KADOKAWA(初代)[編集]
- 2013年
- 6月22日 - 商号を株式会社角川グループホールディングスから株式会社KADOKAWAに変更[14][25]。
- 10月1日 - 連結子会社の株式会社アスキー・メディアワークス(旧メディアワークス)、株式会社エンターブレイン(旧ベストロン映画)、株式会社角川学芸出版(旧飛鳥企画)、株式会社角川書店(三代目法人)、株式会社角川プロダクション、株式会社角川マガジンズ(旧角川マガジングループ)、株式会社中経出版、株式会社富士見書房(二代目法人)、株式会社メディアファクトリー(旧リクルート出版)を吸収合併[14][25]。角川プロダクションを除く8社はいずれもブランドカンパニーとして存続する。この日より提供クレジットやCMの最後に挿入されるサウンドロゴも基本的にKADOKAWAに統一[注 1]し、商号に「角川」を冠したグループ企業についていた鳳凰マークも引き継いだ[注 2]。キャッチコピーは「新しい物語をつくろう。」。
- 10月10日 - 「角川EPUB選書」を創刊[26]。
- 10月22日 - KADOKAWA International Edutainment株式会社(現・KADOKAWA Contents Academy)を設立。
- 10月25日 - ボカロコミックいっぱいの少女向けデジタルコミック誌「ミルフィ」本創刊[27]
- 12月26日 - 株式会社汐文社の発行済み株式を全取得し子会社化する[28]。
- 2014年
- 1月 - 日本コカ・コーラ社との共同事業としてスマートフォン向け無料週刊誌「週刊ジョージア」を創刊[29]。
- 3月3日 - 株式会社ドワンゴ、株式会社ハーツユナイテッドグループとの共同出資で株式会社リインフォースを設立[30]。
- 3月22日 - ウェブコミックサービス『ComicWalker』をスタート[31]。
- 3月31日 - 新規ネットサービス運営事業を分割し株式会社Walker47を設立[32]。
- 4月1日 - 松原眞樹が代表取締役社長に就任。
- 4月30日 - 美少女系コンテンツ雑誌「電撃G’sマガジン」からコミックコンテンツを独立させ、電撃ブランドのコミック誌「電撃G’sコミック」を刊行開始[33]。
- 5月14日 - 株式会社ドワンゴとの統合契約書の締結及び株式移転計画書の作成について発表[34][35]。
- 5月21日 -トランスコスモス株式会社から株式会社フロム・ソフトウェアの株式を取得し、同社を子会社化[36]。
- 5月30日 - 埼玉県所沢市と2012年に廃止となった旧所沢浄化センター跡地の売却に関する基本協定書の締結を発表[37]。同年10月に約33億円で所沢市から買収。
- 6月14日 - 「富士見L文庫」創刊[38]
- 6月20日 - KADOKAWAのデジタル戦略子会社である株式会社ブックウォーカーが、NTTドコモの雑誌読み放題サービス「dマガジン」に雑誌専用ビューワーを提供[39]。
- 6月30日 - KDDIのauユーザー向けアニメ配信サービス「アニメパス」の運営に協力[40]。
- 9月25日 - カシオ計算機株式会社と音楽分野における協業により音楽レーベル「Mono Creation(モノ クリエーション)」を設立[41]。
- 9月26日 - ドワンゴと同時に上場廃止。
- 10月1日 - ドワンゴとの統合会社「株式会社KADOKAWA・DWANGO」を設立し、株式移転を実施、同社の完全子会社となる。
- 10月6日 - ダ・ヴィンチ×niconico「次にくるマンガ大賞」創設[42]。
- 12月3日 - エンタメ小説誌『文芸カドカワ』を電子書籍で創刊[43]。
- 12月24日 - KADOKAWAのハイエンド書籍編集部を株式会社ドワンゴに移管し、ドワンゴとKADOKAWAの共同技術書出版レーベル「アスキードワンゴ (ASCII DWANGO)」を設立[44]。
- 2015年
- 2月17日 - 「フルールコミックス」創刊[45]。
- 3月31日 - 株式会社Walker47を吸収合併。
- 4月1日 - KADOKAWAエンターブレインBCのゲームメディア関連事業、マーケティングリサーチ事業をKADOKAWA・DWANGOに移譲[46][47]。社内カンパニー制を廃止し、各ブランドカンパニーをジャンルごとの部局に再編(ブランド自体は存続)。子会社のKADOKAWA Contents Academy株式会社に海外需要開拓支援機構、紀伊國屋書店、パソナグループが資本参加[48]。
- 4月15日 - 「ビーズログ文庫アリス」創刊[49]。
- 10月1日 - 株式会社KADOKAWA・DWANGOからカドカワ株式会社に商号変更。
- 10月15日 - 「it COMICS」創刊[50]。
- 10月21日 - 小学生男児向けのゲーム総合誌「デンゲキバズーカ!!」創刊[51]。
- 5月21日 - 子会社台灣角川股份有限公司が、訪日外国人向けSIMカード「J Walker SIM」販売開始。
- 7月1日 - ところざわサクラタウンの企画準備会社として株式会社ところざわサクラタウンを設立。
- 7月21日 - 雑誌「第二次世界大戦映画DVDコレクション」創刊[52]。
- 8月27日 - 4コマ誌「月刊コミックキューン」創刊[53]。
- 10月30日 - 子会社のKADOKAWA HOLDINGS ASIA LTD.がマレーシアのコミック・児童書等の出版大手Art Square Groupの株式を取得し、KADOKAWA GEMPAK STARZがグループ入り。
- 11月28日 - 電撃文庫×niconicoのメディアミックス企画、ユーザー参加型新感覚プロジェクト「多数決ドラマ」を開始。
- 12月22日 - 少年エース、ヤングエース、ガンダムエース、コンプエース、コンプティークの5誌のポータルサイト「webエース」をオープンし、webコミック誌『ヤングエースUP』を創刊[54]。
- 2016年
- 2月15日 - 「NOVEL 0(ノベルゼロ)」創刊[55]
- 2月29日 - はてなとの共同開発でWEB小説投稿サイト『カクヨム』をサービス開始。
- 3月30日 - 電子雑誌『週刊 東京ウォーカー+(プラス)』創刊[56]
- 4月 - 子会社株式会社角川ゲームスに中国のAlpha Animation and Culture (Hong Kong) Ltd.と台湾のSNSplus Investco Co.,Ltd.が資本参加。米国アニメ配信大手Crunchyrollと戦略的提携。
- 5月1日 - 子会社のKADOKAWA PICTURES AMERICA, INC.がアメリカ大手出版社Hachette Book Groupとの合弁会社Yen Press,LLCを設立。
- 6月13日 - pixiv×KADOKAWAによるWEBエッセイコミック誌「ピクシブエッセイ」創刊[57]。
- 9月 - 子会社KADOKAWA HOLDINGS ASIA LTD.の合弁会社広州天聞角川動漫有限公司にテンセントが出資し、合弁体制を変更。タイの総合出版最大手Amarinグループとの合弁会社KADOKAWA AMARINを設立。
- 11月22日 - 「角川まんが科学シリーズ」を創刊し、その第一弾として「どっちが強い!?」シリーズを刊行開始[58]
- 2017年
- 2月28日 - KADOKAWA GEMPAK STARTZ SDN BHDが、マレーシアで訪日旅行客向けの定期刊行誌「JapanWalkerマレーシア」を創刊[59]。
- 4月5日 - 電子書籍レーベル「角川ebook」「角川ebooknf」創刊[60]
- 4月 - 「ハルタコミックス」 創刊。
- 5月31日 - 文芸情報サイト『カドブン』オープン[61]。
- 6月 - 子会社角川アスキー総合研究所の子会社株式会社クールジャパントラベルにWILLER株式会社が資本参加。
- 6月 - 慶應義塾大学SFC研究所、講談社、集英社、小学館、出版デジタル機構と共同で慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に、未来の出版に関する研究をおこなうAdvanced Publishing Laboratory(APL)を設置。
- 6月21日 - 「角川まんが学習シリーズ『まんが人物伝』」創刊[62]
- 7月1日 - 会社分割により、雑誌『DVD&ブルーレイでーた』および映画情報ウェブサイト『Movie Walker』の関連事業を株式会社エイガウォーカーに移管し、株式会社エイガウォーカーは株式会社ムービーウォーカーに商号変更[63]。
- 7月3日 - カドカワ株式会社の会社分割により、ゲーム情報ポータル事業を担う株式会社Gzブレインを設立。
- 9月25日 - ドラゴンエイジ増刊誌『別冊ドラゴンエイジ』刊行開始[64]。
- 10月6日 - 月刊コミックビームのデジタル増刊『コミックビーム100』を創刊[65]。
- 11月 - KADOKAWAの無料マンガサイト『ComicWalker』とドワンゴの無料マンガアプリ『ニコニコ漫画』の連携プロジェクトを始動[66]。
- 11月 - 一般社団法人宮城インバウンドDMO、株式会社パソナと宮城県南への観光促進に関する協定を締結[67]。
- 2018年
- 1月31日 - ところざわサクラタウンの地鎮祭を実施。社長の松原が、所沢市に本社機能の半分移転を検討していることを明らかにした。
- 2月5日 - 「FLOS COMIC(フロースコミック)」創刊[68]。
- 4月1日 - アスキー・メディアワークス事業局のアスキー事業を株式会社角川アスキー総合研究所に移管[69]。
- 4月1日 - 子会社株式会社ブックウォーカーが、株式会社ドワンゴから株式会社トリスタの全株式を譲受し子会社化[70]。
- 4月 - 株式会社ブックウォーカーのエンターテインメント事業部タレントデータベースグループの行う事業を吸収分割により承継。
- 4月 - 株式会社C2プレパラートとの合弁会社として株式会社角川アーキテクチャを設立。
- 4月2日 - 子会社KADOKAWA HOLDINGS ASIA LTD.が、中国市場向けマーケティング子会社として株式会社J-GUIDE Marketingを設立[71]。
- 4月4日 - サミー株式会社、株式会社ウルトラスーパーピクチャーズとの共同出資でハイブリッドデジタルアニメーション制作スタジオ「株式会社ENGI」を設立。
- 9月14日 - 株式会社EiMとの協業で”現実世界”と”ライトノベル作品”の持つ世界観を結び繋げることをコンセプトとしたアパレルブランド「CONNECT:ED」をスタート[72]。
- 6月15日 - スマートフォン向け公式アプリ「KADOKAWAアプリ」を配信開始[73]。
- 6月29日 - 子会社株式会社K’s Labが、レストラン「INUA」を開業[74]。
- 9月21日 - 「角川パーフェクト過去問シリーズ」刊行開始[75]。
- 10月15日 - 「ジーンLINEコミックス」刊行開始[76]。
- 11月8日 - 「ブリッジコミックス」創刊[77]。
- 12月14日 - 株式会社ドワンゴ・ 株式会社カラー・株式会社インクストゥエンター・アソビシステムホールディングス株式会社との共同出資でVTuberを起用したモーションキャプチャアニメの制作およびVTuberの開発・マネジメント・プロデュース等の事業を展開する合弁会社「株式会社リド」を設立[78]。
- 2019年
- 1月17日 - 「電撃の新文芸」創刊[79]。
- 2月5日 - 「ドラゴンノベルス」創刊[80]。
- 4月1日 - カドカワ株式会社(親会社)の吸収分割により経営管理事業を継承し、株式会社ドワンゴ、株式会社Gzブレイン及び株式会社大百科ニュース社を完全子会社化[81]。役員管掌制から6本部制への組織再編を実施[82]。エンジニアリング子会社として株式会社KADOKAWA Connectedを設立。
- 4月1日 - 電撃文庫×niconicoによるPC用ブラウザゲーム『エンゲージプリンセス』をサービス開始[83]。
- 4月9日 - 株式会社ビルディング・ブックセンターが所有する角川本郷ビル(現・ナガセ本郷ビル)を売却[84]。
- 5月 - 株式会社KADOKAWA KEY-PROCESSを設立。
- 6月 - ビジネス領域を中心としたセミナー「KADOKAWAビジネスセミナー」の企画・制作・運営を本格始動[85]。
- 6月6日 - “手に取れる”新しい物語をコンセプトとしたフィギュアブランド「KDcolle(KADOKAWAコレクション)」を設立[86]。
KADOKAWA(2代目)[編集]
- 2019年
- 7月1日 - KADOKAWA(初代)は、ビルディング・ブックセンターとKADOKAWA KEY-PROCESSの株式所有に関わる事業を除く全事業をカドカワ株式会社に簡易吸収分割で承継させ、出版物の製造・物流子会社を束ねる中間持株会社「株式会社KADOKAWA Future Publishing」に商号変更し[87]、資本金及び資本準備金の額を減少[88]。関谷幸一が代表取締役社長に就任[89]。カドカワ株式会社は株式会社KADOKAWAへ商号変更[87]。
- 7月1日 - 株式会社ブシロード及び、株式会社キネマシトラスとのアニメ制作における包括的業務提携を締結[90]。
- 7月1日 - ブックウォーカー、株式会社GeeXPlusを設立。
- 8月22日 - シネマサンシャインを経営する佐々木興業と戦略的パートナーシップを構築し、グランドシネマサンシャインにおいて、KADOKAWAが配給を行う劇場アニメーション作品を「EJアニメシアター池袋」のブランド名で上映[91]。
- 9月10日 - 株式会社角川クラフト(令和元年6月3日設立)、特例子会社に認定[92]。
- 9月14日 - 熊本市内の複合商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto」にて、九州におけるKADOKAWAプロデュースの拠点「九州アニメデッキ」をオープン[93]。
- 10月1日 - IPクリエイション事業本部コミック&キャラクター局電撃ゲームメディア編集部のコミックコンテンツ編集課を除く全事業を会社分割により子会社株式会社Gzブレインへ承継。Gzブレインは株式会社KADOKAWA Game Linkageに商号変更[94]。
- 10月15日 - 台湾角川、GAMANIAと共同で我傳媒科技股份有限公司(WalkerMedia)を設立[95]。
- 10月18日 - 韓国実力派グループ、赤頬思春期の日本オフィシャルファンクラブ「loBoly JAPAN」を発足・運営[96]。
- 10月31日 - ところざわサクラタウンの詳細が椿山荘で発表され、開業日は2020年7月17日と発表した。
- 11月1日 - 鎌倉市と連携協定を締結[97]。
- 11月5日 - カドカワストアで動画販売・配信サービス「カドカワストア.tv」を開始[98]。
- 11月28日 - 成田国際空港 第2旅客ターミナル本館2階に、アニメをテーマにした物販と飲食による体験型エンターテインメント施設「成田アニメデッキ」をオープン[99]。
- 12月11日 - 株式会社キネマシトラスと資本業務提携[100]。
- 12月20日 - 小学生向けのゲームを中心とした実況チャンネル「チャンネルクロス」を動画共有サービスYouTubeにオープン[101]。
- 12月27日 - 朗読劇ブランド「READPIA」プロジェクトが発足[102]。
- 2020年
ブランド[編集]
KADOKAWAには、8つのブランドがある。元々は、それぞれ独立した株式会社で、KADOKAWAのブランドカンパニーであったが、現在はKADOKAWAの社内ブランドとなっている。